T2は、自動運転トラックによる幹線輸送の商用運行を開始した。佐川急便、西濃運輸、日本郵便、福山通運、三井倉庫ロジスティクスの5社が初期ユーザーとして参加する。

T2、自動運転トラックによる幹線輸送の商用運行を開始

今回の運行では、ドライバーが乗車しながらハンドル操作を自動化するレベル2の自動運転トラックを使用し、2027年にはドライバーが同乗しないレベル4の自動運転による運行を目指すとしている。

T2は2022年の設立以来、深刻なドライバー不足など「2024年問題」への対応として、自動運転トラックの実証実験を重ねてきた。各社との検証を経て、安全性と輸送品質の担保が確認されたことから、商用運行に移行したとのことだ。

初回の運行ルートは、関東の東名高速道路・綾瀬スマートICや厚木ICから、関西の京滋バイパス・巨椋ICや久御山JCT、名神高速道路・豊中IC・吹田ICまでとされ、将来的には四国や九州方面への拡大も計画しているという。

運行本数はこれまでの4倍以上に増強し、頻度も週1回から週5回へと高める予定とのことだ。運行はT2の専属ドライバーによる「ワンマン運行」へと移行し、同社の運行管理拠点にてオペレーションを完結する体制を構築するという。