長野県軽井沢町、軽井沢タクシー協会、軽井沢町商工会、軽井沢観光協会、軽井沢ホテル旅館組合、GOは、観光地における交通課題の解決に向けた「軽井沢タクシー供給強化プロジェクト」を本格始動すると発表した。

同プロジェクトは、観光客増加に伴うタクシー需要の急増に対応するための施策であり、2025年のゴールデンウィーク期間中には、アプリ「GO」からの配車依頼が前年より約1割増加した中でも、マッチング率約9割を維持したという。
今後の夏季最繁忙期に向けては、施策をバージョンアップするとのことだ。具体的には、①タクシーアプリ「GO」の導入による供給力強化、②日本版ライドシェアの活用によるピーク対応、③周辺地域からのタクシー応援隊の派遣による局地的需要への対応、の3施策を軸に進めるとしている。
また、7月中旬から9月中旬にかけて、データに基づいた不足車両数の予測を活用し、効率的な供給体制を構築するという。これに加え、「GO」利用の案内強化や、ホテル・飲食店などでのアプリ利用促進も行う方針である。
軽井沢町では並行して、パーク&レールライドの促進や、渋滞多発箇所の看板設置による交通緩和策も実施予定とのことだ。これらの取り組みは、タクシー運行の効率改善にも資する施策であり、地域住民と観光客双方の移動利便性向上につながると見られている。