メタリアルは2025年3月、20代〜60代の広報担当者100名を対象に「広報担当者のプレスリリースのお悩み実態調査」を実施し、その結果を公表した。

■「プレスリリースが希望メディアに掲載された割合0%」が4割

1カ月あたりのプレスリリースの本数について聞くと、平均は1.72本で、中には10本以上という回答も見られた。

一方、プレスリリースが希望メディアに掲載された割合については、最も多かったのが「掲載率0%」で43%、次いで「掲載率1~10%」が20%となった。合わせると半数を超える63%が「掲載率1割以下」という実態が明らかに。

プレスリリースが希望メディアに掲載された割合

■メディアに掲載されなかった理由、最多は「ニュース価値の不足」

プレスリリースが希望メディアに掲載されなかった主な理由として、1位は「ニュース価値が不足していた」で、内容に話題性やインパクトが足りなかったことが原因としてあがった。

続く2位は「記者の関心を引くストーリー設計ができていなかった」という結果に。

プレスリリースが希望メディアに掲載されなかった主な理由

■「ニュース価値」はプレスリリース作成時から一番悩めるポイント

プレスリリースを作成する際に悩むポイントについても、1位は「ニュース価値の整理(どのポイントを強調すべきか)」だった。作成時から、ニュース価値をどこにつけるか、どう強調するかといったことは一番頭を悩ませるポイントであることがわかった。

以下、2位は「他社との差別化(独自性・ユニークさの打ち出し方)」、3位は「メディア向けのストーリー作り(記者が興味を持つ切り口の作り方)」と続いた。

プレスリリースを作成する際に悩むポイント

また、メディアに刺さるプレスリリースに必要だと思う要素としては、「話題性・トレンド性がある」が最多で、次いで「社会課題と関連づけられる」「データと実績の裏付けがある」が続いた。

メディアに刺さるプレスリリースに必要だと思う要素

■広報担当者が特に掲載されたいと思うメディアは「全国紙・新聞メディア」、「業界専門誌・業界メディア」

「特に掲載されたいと思うメディア」については、1位が同率で「全国紙・新聞メディア」、「業界専門誌・業界メディア」という結果に。続いて、3位は「総合経済メディア」だった。

特に掲載されたいと思うメディア

【調査概要】
対象:広報業務を担当している20〜69歳の男女
実施期間:2025年3月27日〜3月28日
実施人数:合計100名
調査方法:インターネット調査

<参考>メタリアル『広報担当者のプレスリリースのお悩み実態調査」