98.2％の学生が「就業体験があるインターンシップ」を希望　働くイメージ・適正の確認を重視する傾向に

学情は、2027年3月卒業（修了）予定の大学生・大学院生を対象に、インターンシップ、オープン・カンパニーについてインターネットアンケートを実施し、結果を公表した。

■「就業体験があるインターンシップに参加したい」との回答が98.2%

調査において、就業体験があるインターンシップへの参加意欲を尋ねたところ、「参加したい」と回答した学生が98.2％に上り、ほとんどの学生が参加したいと回答。

学生からは、「具体的な仕事内容を理解し自分が働くイメージを明確にできる」「やりがいや仕事に必要なスキルを学びたい」「その仕事が自分に合っているか確認したい」「ギャップをなくすため」「企業と関わりが持てる」「内定に有利になる」といった声が寄せられている。

■インターンシップは過半数の学生が「リアル」で参加したいと回答

続いて、インターンシップの形式について「リアル」と「オンライン」のどちらに参加したいかを質問。

すると、「リアル」との回答が27.7％、「どちらかと言えばリアル」28.2％を合わせると計55.9%で、過半数の学生がリアルでの参加を希望していることが分かった。

「リアルとオンライン両方」の回答は37.0％の一方、「オンライン」「どちらかと言えばオンライン」は計7.1%という結果に。

学生からは、「会社の雰囲気や仕事の内容を自分の目でしっかりと確かめたい」「リアルのほうが社員の方と話しやすく、自分のことをより知ってもらえると思う」「業務内容のイメージがつかみやすい」「オンラインだと緊張感がないから」といった声が上がっている。

■「就業体験を伴わないオープン・カンパニーに参加したい」との回答は90.3%

企業セミナーやグループワークなど、就業体験を伴わないオープン・カンパニーについては、「参加したい」と回答した学生が90.3％に上った。

「まだ業界や職種で悩んでいるので、就業体験より色々な企業のセミナーをたくさん受けてみたい」「インターンシップの日程が合わない企業に関してはオープン・カンパニーに参加したい」「他の就活生と交流できる」「インターンシップよりハードルが低い」「就職に役立つ経験ならなんでもしてみたい」といった声が寄せられている。

■3人に1人がオープン・カンパニーは「リアルとオンライン両方参加したい」

オープン・カンパニーで希望する参加形式については、「リアル」と回答した学生が20.9％となり、「どちらかと言えばリアル」の22.6％と合わせると、計43.5%の学生がリアルでの参加を希望していることが分かった。

「リアル」を希望する学生の割合はインターンシップ（55.9％）よりも12.4ポイント低い値に。

「オンライン」「どちらかと言えばオンライン」（計22.1％）は、インターンシップ（7.1％）よりも15.0ポイント高く、「リアルとオンライン両方」は34.4%と3分の1を占める結果となった。

【調査概要】
調査期間：2025年5月8日～5月24日
調査機関：学情
調査対象：「Re就活キャンパス」へのサイト来訪者
有効回答数：621件
調査方法：Web上でのアンケート調査

＜参考＞
学情『2027年卒学生の就職意識調査』