PLAN-Bは、SEOに関する学習方法や参考にしているメディアなどの傾向を把握するため、SEO担当者150名を対象とした「SEO担当者の学習傾向に関する調査」を実施し、結果を公表した。
■SEO担当者はどこから学ぶ?主要な情報源と人気メディアを調査
「SEOに関する情報をどのように収集しているか?(複数回答可)」という質問では、TOP5は以下のような結果に。
1位:「Webメディア」66.7%
2位:「SNS」47.3%
3位:「動画(YouTubeなど)」40.7%
4位:「オンラインセミナー・ウェビナー」40.0%
5位:「書籍(紙の本・電子書籍)」37.3%
この結果から、SEO担当者はリアルタイム性・視覚性・専門性といった異なる特性を補完し合いながら、多様なチャネルを横断して情報収集していることがわかった。

「よく参考にしているWebメディア(複数回答可)」を選択肢を提示して質問したところ、「Google公式ブログ(Google 検索セントラル)」が86.0%と圧倒的に多く、SEO担当者が一次情報や公式発表を最も信頼していることが判明。
次いで「Search Engine Journal」(42.0%)、「Moz Blog」(37.0%)などの海外メディアが上位を占め、「海外SEO情報ブログ」(37.0%)、「SEOラボ」(37.0%)、「PINTO!」(28.0%)などの国内メディアがそれに続く結果となった。

■SEO学習の理想形は“レベル別×実践性×効率性”
「SEOに関する情報収集で、課題に感じていること(複数選択可)」という質問では、「情報の量が多すぎて取捨選択が難しい」が52.0%と最多に。
続いて「自分の業種・レベルに合った情報が見つかりにくい」(46.0%)、「信頼できる情報かどうか判断がつかない」(37.7%)といった声も多く挙げられた。
情報の多様化が進む一方で、SEO担当者は「何を信頼し、活用すべきか」という判断に苦慮している実態が浮き彫りに。
今後は、情報の信頼性や有効性を担保したキュレーションや、読者・視聴者に応じてパーソナライズされた情報提供の必要性が高まると同社は考察している。

次に「SEOに関する情報のうち、特に知りたい・強化したい分野は何か?(複数選択可)」という質問では「検索意図の理解/キーワード選定」が48.7%と一番多く、「コンテンツ制作(記事の書き方・構成)」が43.3%、「構造化データやスキーママークアップ」が41.3%と続く。
検索ニーズに合致した戦略設計や上位表示を狙うための技術的・編集的な知識が依然として重視されていることがわかる。
中でも「検索意図」や「構造化データ」といったトピックは、アルゴリズムの進化により精度が求められており、実践的なノウハウへの関心が高いといえる結果に。

また、「SEOに関する学習方法として、どんな形式のコンテンツが好ましいか?(複数選択可)」という質問では、「図解やスライド資料」(58.7%)が「記事コンテンツ」(58.0%)をわずかながら上回った。
次いで、「動画」(44.0%)、「ワークショップ・実践型イベント」(42.7%)が続く。
この結果から、単なる文章だけでなく「視覚的に理解できる形式」や「体験・実践を伴う形式」へのニーズも高まっていることがわかるとし、学習スタイルの多様化が進み、SEOに関する知識提供においてもテキスト一辺倒ではなく、視覚・体験・双方向性を重視した設計が重要になると同社は考察している。

【調査概要】
SEO担当者の学習傾向に関する調査
調査期間:2025年5月20日
調査対象:現在SEOに関係する業務に携わっている、または今後携わる予定で情報収集中の担当者
有効回答数:150名
調査方法:「Freeasy」によるインターネット調査