リーガルテックは、医療機器および診断装置業界向けに、特許戦略AIプラットフォーム「Tokkyo.Ai」の提供を正式に開始した。診断ロジックやUI設計の特許化を支援し、AI診断やソフトウェア医療機器(SaMD)領域における知財戦略構築を後押しするという。

Tokkyo.Ai

Tokkyo.Aiは、医療AIやソフトウェアに特化した知財支援AIとして開発されたもので、診断フローや処理ロジック、画面構成といった情報をもとに、特許明細書案や請求項の草案を自動生成する機能を備える。あわせて、米中欧などの海外特許との構成比較や侵害リスクの診断も可能とされる。

導入事例としては、Tokkyo.Aiを活用して明細書の草案作成や既存特許との比較分析を行い、大手企業とのライセンス契約に結びついた事例も報告されている。

今後は、AI診断ソフトのライセンス証明や利用履歴をブロックチェーンで管理するHyperJとの連携、臨床現場の知見を取り込むAI孔明 on IDXとの連携を通じて、医療・ソフトウェア・知財を統合したプラットフォームの提供を目指すとしている。