東晶貿易の資格広場は、資格取得に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。

■回答者の62.7%が1つ以上の資格を持っている

「資格をいくつ持っているか」というアンケートでは、全体の62.7%が1つ以上の資格を持っていると回答。なかには3つ以上の資格を持っている人が29.6%となっており、全体として資格取得に積極的である結果となった。

なお、アンケートの平均年齢は44.52歳となっており、さらなるスキルアップやキャリアアップを目指して資格取得をしていると同社は考察。また一方で、37.3%が「資格を持っていない」と回答していることも判明している。

資格をいくつ持っているか

■就職や転職で資格が役に立ったと感じる人は54.7%

「就職や転職で資格は役に立っているか?」というアンケートでは、資格取得が就職や転職が役に立ったと感じる人が54.7%という結果に。

また「役にやってはいない」「わからない」と回答した人は45.3%といった声も寄せられた。

就職や転職で資格は役に立っているか

■資格取得によってキャリアアップ・収入アップを実現した人がほとんど

資格取得によって得られた具体的なメリットは、「就職・転職での採用率が上がった」(24.5%)、「年収が上がった」(11.1%)、「昇進・昇給した」(4.7%)、「希望の部署に異動できた」(3.1%)、「独立・開業に役立った」(2.7%)、「副業など仕事の幅が広がった」(8.5%)、「その他」(45.5%)という結果に。

同社は、資格は履歴書にも記載できるため、出産や育児がひと段落した後の復職を目指す主婦だけではなく、新しい業界・職種にチャレンジしたい人にとっても大きな武器になるとしている。

資格取得によって得られた具体的なメリット

■役に立つ・立ったと感じる資格は日商簿記・TOEICが人気

役に立つ・立ったと感じる資格として、「TOEIC」(7.3%)、「日商簿記」(12.9%)、「FP技能士」(3.3%)、「MOS」(3.1%)、「ITパスポート」(2.8%)、「宅建」(4.2%)、「その他」(66.3%)が挙げられた。

役に立つ・立ったと感じる資格

■資格取得は事務系・医療系の業界で役立つ場面が多い

資格取得が役立つ具体的な業界・職種は、「事務系」(23.7%)、「営業系」(6.1%)、「医療系」(9.9%)、「司法系」(1.1%)、「不動産系」(2.4%)、「金融系」(2.3%)、「その他」(54.4%)という結果に。

同社は、前問で挙がった「TOEIC」「日商簿記」から見るに、やはり事務系・営業系の場面で役立つことがわかったとしている。

さらに医療系でも役立つと回答した人が多く、少子高齢化の進む現在において医療・福祉系の資格は重宝されると考察している。

資格取得が役立つ具体的な業界・職種

<参考>
東晶貿易・資格広場『資格取得に関するアンケート調査』