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モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT®」を運営する、INFORICHは、大阪・関西万博の来場者を対象に「万博での充電状況実態調査」を実施し、結果を公表した。

■ 困ったこと、不便だったことは「会場が広くて大変だった」が最多。「スマホの充電が切れそうになった/充電がなくなった」は28.7%
万博会場で困ったこと、不便だったことを聞いたところ、「会場が広くて大変だった」「長時間並ばなければいけなかった」「飲食店が混雑していて利用しづらかった」など、会場の広さ、盛況具合に起因する不便さを感じた人が多い結果に。
一方で、ニュース等でも多く取り上げられるトイレや充電などのインフラ設備については「トイレが少ない/混雑していた」「スマホの充電が切れそうになった/充電がなくなった」と、約3割の人が不便さを感じていることがわかった。

■ 【スマホの充電が切れそうになった/充電がなくなった】ことで困ったのは「パビリオンの情報が確認できなかった」
万博会場で【スマホの充電が切れそうになった/充電がなくなった】と回答した人に、充電がなくなったことでどのようなことに困ったのか確認したところ、「パビリオンの情報が確認できなかった」が69.7%でトップに。
次いで「写真や動画が撮れなかった」62.9%、「マップや案内が見られなかった」59.6%と続き、中には「決済ができなかった」人もみられた。

■ 来場前のスマートフォンの充電対策、トップは「事前にフル充電してきた」
来場前のスマートフォンの充電対策は、「事前にフル充電してきた」と回答した人が83.9%と最多。次いで「モバイルバッテリーを持参した」が60.0%、「会場の充電設備を事前に確認した」が20.3%と続く。
回答者全員が事前に何からの対策を行っている結果となり、スマートフォンの充電に対する重要性は、来場者に浸透している様子が伺えた。

■充電に関して不安を感じて、万博来場中にスマホの利用を控えたことがあるか。
半数以上が「ある」と回答
万博来場中に、充電に不安を感じてスマホの利用を控えたことがあるか聞いたところ、半数以上の55.5%が「ある」と回答。全回答者が事前の充電対策を行っていると回答していたにも関わらず、結果的に半数以上が来場中に充電の不安を感じていたという実態が判明。

■ 万博会場で【スマホの充電が切れそうになった/充電がなくなった】人、とった対応は「友人・家族にモバイルバッテリーを借りた」が52.8%で最多。
万博会場で【スマホの充電が切れそうになった/充電がなくなった】と回答した人に、どのような対応をとったのか確認したところ「友人・家族にモバイルバッテリーを借りた」が52.8%で最多に。
次いで「スマホの利用をできるかぎり控えた」が48.3%、「会場内の充電サービス(コンセント・ChargeSPOTなど)を利用した」が38.2%となった。

同調査では、事前に充電のために何らかの対策を行っているにも関わらず、会場内では充電に不安を感じてスマホの利用を控えた人が半数以上という結果が明らかに。
キャッシュレス決済や会場マップの確認のほか、写真や動画の撮影などでスマホを使用するタイミングが多いからこそ、事前の充電対策には万全を期する必要がありそうだと同社は考察している。
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年5月14日~5月19日
調査地域:全国
有効回答数:310s
割付方法:性年代別均等回収(男女✕20代/30代/40代/50代/60代以上、各31s)
<参考>
INFORICH『万博での充電状況実態調査』