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パナソニックは、今夏のエアコン利用についてアンケート調査を実施し、結果を公表した。
■エアコン冷房当日利用率2025(全国平均)
エアコン冷房を利用したユーザーの日毎の割合を示すエアコン冷房当日利用率を、4月1日〜5月18日において集計。
5月17日〜18日の週末で大幅にエアコン冷房の利用が進み、全国で真夏日が続出した5月18日の当日利用率は24.4%と今シーズン初の20%を超える一日となったとのことだ。

■エアコン冷房累計利用率ランキング2025
次に、今シーズン既に一度でもエアコン冷房を利用したユーザーの割合を示すエアコン冷房累計利用率を算出し、全国47都道府県で比較。5月18日時点で多くの地域で平年を上回る利用率となっており、今年はエアコン冷房の利用が早い年と言えそうだと同社は考察している。
今回算出した5月18日時点でのエアコン冷房累計利用率は、九州・沖縄地方の利用率が高く、続いて関東地方・四国地方の利用率が高い傾向にあり、今後さらに暑さが本格化する中、エアコン冷房の利用率も大きく伸びることが予想される。

■「電気代値上げの負担感じる」87%、「各種値上げに不安」94%…昨年より増加。「今年の夏は節電のため、冷房の利用をガマンしようと思う」49%
パナソニックが5月に実施した調査において「電気料金値上げが続いているが、値上げの負担を感じることがあるか?」という質問では、「強く感じる」46%、「やや感じる」41%と87%が電気料金値上げの負担を感じている結果に。
2024年9月に行った同調査では「強く感じる」40%、「やや感じる」40%だったことから、値上げ負担を感じている方が7%増加したことが判明。

さらに、電気代に限らず食品、日用品など、各種値上げについての不安も、「強く感じる」61%、「やや感じる」33%と94%が不安を感じている状況に。2024年9月に行った同調査では「強く感じる」50%、「やや感じる」36%だったことから、各種値上げへの不安を感じている方は8%増加となった。

この電気代値上げの状況を受けて「今夏はより節電に取り組みたいと思うか?」という質問では、「積極的に取り組みたい」24%、「どちらかと言えば取り組みたい」48%と、72%が節電意向。

さらに、「今年の夏は節電のため、エアコン冷房の利用をガマンしようと思うか?」という質問では、「かなりガマンしたい」14%、「ややガマンしたい」35%と49%がエアコンガマン派であることがわかった。

■パナソニック エアーマイスターが教える初夏のエアコン節電術。この時期ならではの節電法!意外と知らない「送風運転」活用術
今回同社は、初夏ならではのエアコン節電術を紹介。夏本番前のこの季節の節電術としておすすめなのが、送風運転の活用だという。冷房運転と比較すると送風運転は消費電力が小さく、1時間の電気代は約0.4円となっている。
●42%が送風運転について正しく理解していない!さらに73%が「送風運転を使用していない」
今回、「エアコンの冷房運転と送風運転、電気代が高いのはどちらだと思うか?」という質問を行ったところ、正しく回答できたのは58%。また、エアコンの送風運転の使用については、「ほとんど使わない」34%、「まったく使わない」39%と、73%の家庭で活用されていないことも判明。
●送風運転はどんなときに活用できる?
同社は、室温28℃以上の場合は冷房運転を積極的に活用してほしいとしているが、28℃未満であれば送風運転でも快適に過ごせる場合があるという。
風速が1m/秒あがると、体感温度は約1℃~2℃程度下がるため、送風運転でエアコンの風向きを調節し、気流を感じることで冷房を使わずに体感温度を下げることが可能に。夏本番前のこの時期ならではの節電術とのことだ。
【調査概要】
調査地域:全国
調査期間:2025年5月9日~5月16日
調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
調査対象:エアコンを所有している20~60代の男女
有効回答:529名(男性:275名、女性:254名)
<参考>
パナソニック「エオリア」調べ『2025年夏のエアコン利用と節電・節約意識に関する実態調査』