東京都は、大企業に所属する人材が中小企業やスタートアップで業務に従事することにより、双方の成長促進を図る「大企業と連携した中小企業・スタートアップの成長促進に向けた人材交流支援事業」について、令和7年度の参加企業の募集を開始した。

同事業は、大企業の外部環境での出向や副業を通じた人材育成と、スタートアップや中小企業の経営課題解決・成長支援を目的としており、マッチングから契約支援、事前研修やフォローアップに至るまでを総合的に支援するという。

支援内容としては、企業間のマッチング調整や助言、出向・副業に関する契約手続きの支援、研修の実施、実施期間中および終了後のフォローアップなどが含まれているとのことだ。
募集対象は、外部での実務経験によって人材を育成したい大企業と、大企業人材の受け入れを希望する中小企業・スタートアップ。募集期間は2025年5月15日から2026年2月27日までとしており、選考は順次行われるという。
出向・副業の実施期間は、2025年10月以降の開始を予定しており、出向は9カ月から15カ月、副業は3カ月以上15カ月以内での実施が可能とされている。
また、応募を検討する企業を対象とした事業説明会が、2025年6月10日に開催される。場所は千代田区霞が関の霞が関東急ビル内カンファレンスルームで、オンラインでも同時に開催予定。今後も7月以降に同様の説明会が複数回実施されるとのことだ。
詳細および申込については、東京都の事業ウェブサイトにて確認可能。