良品計画は、果汁を絞ったあとの果皮を活用した菓子「ソルティピールチップ」3種を、5月21日より全国の無印良品店舗およびネットストアにて順次発売すると発表した。また、国産果実を活用した「ドライフルーツ」および「フルーツ寒天もち」に新たな味を追加し、同時に展開するという。

今回新たに発売する「ソルティピールチップ」は、瀬戸内レモン、愛媛なつみかん、土佐文旦の果皮を使用し、素材の風味と色味を生かすバキュームフライ製法により製造されている。バキュームフライ製法は、フライヤー内を真空状態にすることで低温調理を可能にし、風味や食感を損なわずに乾燥させる技術。これにより、サクッとした軽い食感とともに果皮の酸味やほろ苦さが際立つ仕上がりになっているとのことだ。
特に「ソルティピールチップ 土佐文旦」には、形状やサイズの関係でこれまで流通に乗らず廃棄されていた規格外品の果皮も使用しており、食品ロス削減に貢献しているとしている。

併せて、昨年販売し好評だったという「ドライフルーツ」と、同製造工程で発生する端材を利用した「フルーツ寒天もち」も再販される。新たに登場するのは、レモンの酸味とほろ苦さを生かした「ドライフルーツ 瀬戸内レモン」、およびその製造過程で出た端材を活用した「フルーツ寒天もち レモン」の2種。

「ドライフルーツ」は、果実本来の風味を保つために低温でシロップをじっくり浸透させて仕上げており、「寒天もち」は果皮の切れ端をミンチ状にしてもち粉と寒天を練り込むほか、「ドライフルーツ」製造時に使用されたシロップも活用し、自然なフルーツの風味を持たせているという。
