生活協同組合パルシステム群馬は、渋川市行幸田に「渋川センター」を開所すると発表した。地域や自然環境との共生を目指し、新たな協同を生み出す拠点にするべく6月より稼働を開始する予定だという。

同センターには、これまで同市内で稼働していた事業所が移転し、配送拠点の機能に加え、地域住民が集える活動拠点として開放されるという。
これまで渋川市渋川で稼働していたセンターは、開所から42年が経過し老朽化や労働環境の改善が課題となっていた。
今回の新築移転に伴い、配送拠点の機能として鉄骨造2階建ての倉庫棟と事務所棟を建設。配送トラックを最大26台接車できるヤードを整備し、食堂・休憩室や更衣室を設置するなど、働きやすい職場環境を整備しているという。
地域の拠点機能としては、宅配サービス利用者や地域住民が利用できる多目的ルームや調理室・休憩室を新設。イベントや講習会、料理教室などの開催に活用でき、多様な人たちの居場所となる配送拠点として、地域とのさらなる協同を目指すという。
また、環境配慮型のセンターとして、太陽光パネルや冷蔵設備への省エネコントローラーの設置、屋上緑化や全館照明LED化など、環境配慮型のセンターとしての整備も進めているとのことだ。施設内には「産直と環境のパルシステム」を象徴する、群馬県産材を使用したサインボードも取り付けるという。
■センター概要
敷地面積:4257.91平方メートル(1288.01坪)
延床面積:1844.97平方メートル 鉄骨造2階建て
トラックヤード:26台
太陽光パネル:容量83.52kW
屋上緑化:常緑キリンソウ袋方式Ⓡ(ファスナー式緑化袋で土壌流出や飛散を防ぐ)
来訪者向け施設:会議室(最大定員44人)、多目的トイレ、授乳スペース、多目的ルーム、調理室・休憩室