技研製作所は、同社の機械式駐輪場「エコサイクル™」が、神戸市発注の「神戸駅前地下駐輪場整備事業」に採用されたと発表した。
北側広場の兵庫駅側に3基、元町駅側に2基の「エコサイクル™」が設置される予定で、施工は元請である大鉄工業のもと、同社グループの技研施工が5月より開始するとのことだ。

同事業は、神戸市が推進する「リノベーション・神戸」の一環として実施されるもので、まちの質や暮らしの質の向上を図り、都市ブランドの強化と人口誘引を目的としている。安全で円滑な交通機能の整備が求められる中で、「エコサイクル™」の高い利便性、安全性、施工性が評価され、採用に至ったという。
「エコサイクル™」は、子ども乗せ自転車をはじめとする幅広い車種に対応し、1基あたり200台以上を収容可能。ラッシュ時でも混雑せずにスムーズな入出庫が行えるなど、利便性の高さが特長だという。
また、転倒のリスクがなく高い安全性を実現しているほか、無振動・無騒音、省スペース、シンプルな施工工程により、早期完工も可能だとしている。
「エコサイクル™」は、これまで全国26カ所に63基を納入するなど、着実に実績を積み重ねてきた。同社は今後も提案活動を強化し、サステナブルで安心・安全・快適なまちづくりへの貢献を目指すとのことだ。
■事業概要
事業名:神戸駅前地下駐輪場整備事業
場所:神戸市中央区相生町
発注者:神戸市
元請業者:大鉄工業
施工業者:技研施工