南海電気鉄道(以下、南海電鉄)と東京流通センター(以下、TRC)は、次世代モビリティや貨物鉄道輸送との連携を活用した、東京-大阪間の幹線輸送経路構築やその他物流効率化に向けた取り組みで業務提携すると発表した。

南海電鉄の持つ東大阪・北大阪流通センターとTRCは、流通機能や都市機能の低下という社会課題を解決するため、関西圏と関東圏の交通要衝地に一大流通拠点として整備され、半世紀以上にわたり日本の物流機能を支えてきた。

南海電鉄の持つ東大阪・北大阪流通センター

今回の提携は、トラックドライバー不足など、物流業界が直面する社会課題に対する危機感と、生活・経済を支える持続可能な物流インフラの必要性というビジョンを両社で共有したことにより実現したという。

提携内容は、単なる拠点間の輸送経路設定にとどまらず、自動運転トラックなど次世代モビリティの活用や貨物鉄道輸送との連携などの取り組みも含み、より大きな物流効率化を目指すとのことだ。

両社は今後も、幹線輸送経路の構築を通じて日本の物流機能を支え、ドライバー不足の解消や日本経済の持続的成長に貢献していくとしている。