Looopは、東急不動産と2025年3月31日付で資本業務提携契約を締結し、同社を引き受け先とした第三者割当増資による資金調達を実施したと発表した。

Looop、東急不動産との資本業務提携契約を締結

Looopは「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンに掲げ、太陽光発電所の開発・販売・メンテナンスなど再生可能エネルギー事業を国内外で展開している。また、2016年3月に開始した電力小売サービス「Looopでんき」は、2022年12月より市場連動型料金プランに移行。契約件数は2025年1月時点で約34万件にのぼるという。

一方、東急不動産は2014年に再生可能エネルギー分野へ参入し、2025年3月末時点で145事業・定格容量1,956MWの再エネ発電所を保有しているとのことだ。両社は2021年より提携を進めており、今回の契約を通じて再エネ事業のさらなる拡大を図る方針だとしている。

またLooopは、「Green Looop Action」として、太陽光由来の電力が多く価格が安い昼間に電気使用を促す「ピークシフト」の提案を行っており、今後も再エネの普及と利用促進に向けたサービスを強化するとのことだ。

今回の提携を通じ、Looopの電力小売に関するサービス開発力と、東急不動産の不動産開発力を掛け合わせ、新たな事業モデルの構築を目指す。両社は、エネルギーフリー社会の実現と再エネ供給シェアNo.1の達成に向け、経営資源の連携を進めるとしている。