住友重機械工業は、横須賀製造所内に建設していた新たなイノベーションの拠点「技術研究・創発棟 Cs’‐Lab+」が完成したと発表した。

同社の研究開発部門である「技術研究所」は、2001年以降、横須賀製造所を主力の拠点として同社グループ商品の基盤・要素技術開発を担ってきた。
今回、研究開発強化を目的に同施設を新設し、研究員の執務スペースに加え、IoT、AI、データサイエンス、自動化、脱炭素・CO2利用技術などの研究設備を大幅に拡充したという。
1階エントランスには、主力製品と技術研究所発の技術を紹介するギャラリーを設置。また、仕事や休憩にも活用できる食堂「SumiCafe」、大規模なイベントやレクリエーションに最適な「イベントホール」、日頃の業務やコミュニケーションも促進するレセプションホール「カタリストパーク」などの多様な空間を併設している。

さらに、屋上の太陽光発電設備のほか、省エネ型の空調・照明、高効率な建材の採用、稼働状況に応じた可変風量システムの導入により、環境負荷の低減を図るという。
同社のパーパス「こだわりの心と、共に先を見据える力で、人と社会を優しさで満たします」のもと、多様な人々が相互に影響し合いながら、さまざまな技術の創出を目指すとしている。
■施設概要
施設名称
技術研究・創発棟 Cs’‐Lab+(読み方:シーズラボ)
所在地
神奈川県横須賀市夏島町19番地
建屋面積
4,100平方メートル
延べ床面積
19,600平方メートル
階数
地上6階建(屋上施設含む)
竣工
2025年3月末
収容人員
約700名