ClipLineは、三省堂書店が動画型マネジメントサービス「ABILI Clip」を導入し、初期研修の効率化を図ると発表した。

三省堂書店、初期研修をデジタル化し研修時間を半減

書店業界では、接客に必要な知識の幅広さや人手不足、短期離職などが課題となっている。三省堂書店ではこれまで、座学と現場トレーニングを中心とした新人研修を実施していたが、担当者による指導のばらつきや座学では実際の業務がイメージしにくいといった課題があったという。

導入されたABILI Clipでは、企業理念や接客用語、出版流通知識などを動画で共有する形式に変更し、初期研修の一部を置き換え。その結果、1日目と2日目の研修時間が約50%削減されたとしている。

ただし、店頭での実地研修時間はまだ大きく減っておらず、今後の目標として、新人の習熟に要する期間短縮を図っていく予定とのことだ。

また、時短だけでなく質を向上させる対策として、研修終了後も繰り返し見返すことで、知識や技術を定着化させていくような活用もされるとしている。