KDDIは、京都サンガF.C.および京都府とともに、遠隔サッカーコーチングを3月25日に実施したと発表した。
同取り組みは、KDDI、京都サンガF.C.、京都府の3者が推進する「KDDIみらい共創プログラム」の一環であり、京都府内の小中学生を対象に、プロ選手による遠隔指導を行うもの。サンガタウン城陽から、福知山市立日新中学校サッカー部および山吹サッカークラブ(綴喜郡井手町)をつなぎ、合計40人の子どもたちに対しサッカーの指導を行ったという。


指導を担当したのは、京都サンガF.C.のマルコ・トゥーリオ選手とジュニア育成部の藤田聡コーチ。4K相当の高画質映像と空間自在ワークプレイスを活用し、選手のボールタッチや身体の使い方などを鮮明に伝えた。さらに、サンガタウン城陽から遠隔地の支援先に向け、衛星ブロードバンド「Starlink」を活用することで、安定した通信環境を確保したとのことだ。

KDDIによると、遠隔でも選手が隣にいるような臨場感を子どもたちが感じたとの声が寄せられたという。マルコ・トゥーリオ選手は「直接プロの指導に触れる経験は貴重であり、とても大切。このような経験を活かして、子どもたちがサッカー選手になる夢を叶えてくれると嬉しい」とコメントし、藤田コーチは「普段の指導と変わらず実施できた」と遠隔指導の手応えを語っている。
今後は、2025年6月頃に第2回の遠隔コーチングを実施予定であり、秋頃には指導の成果を披露するスペシャルマッチの開催も計画されているという。