アビスパ福岡とKDDIは、J1リーグの試合前後に来場者へ観光プランを提案する生成AIの実証を開始した。観戦を目的に訪れる来場者に対し、スタジアム周辺の観光や飲食、宿泊施設などの情報を個別に提案することで、地域回遊と経済活性化を図るとしている。

アビスパ福岡とKDDI、生成AIによる観光プラン提案の実証を開始

同実証では、2025年5月に開催されるアビスパ福岡のホームおよびアウェイの試合に来場するサポーターを対象に、生成AIが観光スタイルや行動時間に応じた最適な観光プランをWebアプリ上で提案するという。試合日程やスタジアム最寄り駅の到着・出発時刻、観光スタイルなどを入力することで、AIが観光プランを自動生成し、ユーザーが希望する内容を自然言語で入力することで、さらに内容の調整も可能。

提案される観光プランには、地域の飲食店やホテル、観光地、移動手段などが含まれており、利便性と体験価値の向上によって、来場者数の増加を目指すとのことだ。また、アビスパ福岡の公式コミュニティ「アビスパDAO」に寄せられた地域住民やサポーターの口コミ情報を活用し、観光プランに反映させる仕組みも導入しているという。

対象となる試合は、2025年5月に開催されるアビスパ福岡のホーム・アウェイの両試合で、福岡を訪れるアビスパサポーターだけでなく、対戦クラブのサポーターも利用可能としている。