日本ドローンビジネスサポート協会は、大型ドローンを活用した物資輸送サービス「ドローン空輸」を正式に開始した。

日本ドローンビジネスサポート協会、大型ドローンによる「ドローン空輸」サービスを全国対象で正式開始

同サービスでは、DJI社製の大型商用ドローン「FlyCart 30」を使用し、最大35kgまでの物資輸送に対応するという。輸送距離や梱包形態は個別相談とされており、都市部から過疎地域・離島に至るまで、日本全国での利用が可能とのことだ。

ドローン空輸サービス

同サービスの主な特徴として、①道路事情に左右されない空路輸送による物流効率の向上、②高所や危険箇所での作業を削減することで安全性の確保、③電動ドローンによる輸送によりCO2排出量の削減など、環境負荷軽減への貢献が挙げられている。

サービスの基本料金は税別20万円に加えて交通費が必要であり、輸送距離・重量・危険物の有無によって加算料金が発生する場合があるとのことだ。

ドローン空輸サービス

今後は、需要の増加を見据えて機材の追加導入と対応パイロットの育成を進めるとともに、利用者のニーズに即した体制強化を図っていくとしている。