上越5e協議会(※1)、丸互、東日本電信電話(以下、NTT東日本)は、新潟県上越市の介護事業所において、NTTが開発した生成AI「tsuzumi(※2)」活用した業務効率化の検証を行い、業務効率を56%向上させることに成功したと発表した。

介護現場では、介護記録を通じた情報共有が介護サービスの質向上に効果があるとされている。一方、介護中にキーボードでの手入力が求められるため、介護システムへの登録作業が大きな負担となっていたという。

同実証は、介護記録への記載業務を対象に実施。tsuzumiを通じて音声認識した言葉を適切に文字化する「校正」と、音声認識した言葉を介護記録の適切な項目に仕分ける「仕分け」を行い、自動的に介護記録として登録する仕組みを検証したという。

同実証の結果、介護スタッフの業務負担が従来比で最大56%削減されたことが確認されたとのことだ。また、tsuzumiの正答率は78%であることが判明したという。

NTT東日本では、誤認識となった出力部分の分析を行い、正答率の向上に向けてtsuzumiの改善の取り組みを行うとのことだ。また、将来的にはスマートデバイス化・フリーハンドによる記録を目指すとしている。

(※1)上越市の産・官・学・金・民の協力連携のもとで IT を活用することにより、ビジネス、スポーツ、教育、観光、健康など様々な分野が抱える問題の解決を図り、地域活性化や生活の質向上を目指す団体

(※2)NTTが開発した軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を持つ大規模言語モデル(LLM)