Oneboxは、「Z世代のメールに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

Z世代のメールに関する意識調査

■社会人前の「メールほぼ未経験者」は4割超

SNSでのコミュニケーションが主流となっているZ世代は、社会人になる前にどれくらいメールを使用した経験があるのか調査した結果、「ほとんど使ったことがない」「全く使ったことがない」と回答した人が4割以上にのぼった。

また、使ったことがある人の中でも、「よく利用していた」と答えたのは約20%にとどまり、全体的にメールの使用頻度の低さが浮き彫りに。

社会人になる前にどれくらいメールを使用した経験があるのか

■社会人前の「メール“送信”未経験者」は2人に1人以上

メールを「よく利用していた」「時々使っていた」と回答した人を対象に、メールの「送信」頻度について尋ねたところ、8割以上が何らかの形でメールを送信していたことが判明。

一方で、およそ15%は「メール送信ほぼ未経験者」であることから、今回の調査対象(300名)のうち、社会人になる前にメールの送信経験がある人(140名)は、経験のない人(160名)よりも少ないことが明らかとなった。

メールの「送信」頻度

■仕事でのメール送信、「苦手」と感じるZ世代は約6割と多数派に

次に、仕事でメールを送信することについて尋ねたところ、58%の人が「どちらかというと苦手」「とても苦手」と回答し、得意と感じている人を上回る結果に。

仕事でメールを送信することについて

■メールが苦手な理由は「文章マナー」と「SNSとの違い」

メール送信が「どちらかというと苦手」「とても苦手」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、最も多かったのは「メール特有の挨拶やマナーが分からない」とだった。

ここから、敬語を含めた「メールの文章作成」に苦手意識を持つ人が特に多いことがわかる。

また、日常的に使用しているLINEなどのSNSと比較されるポイントとして、「短文で送れない」「送信の取り消し・編集ができないのが不安」「既読・リアクション機能がなく、会話の終わらせ方が分からない」といった点に戸惑いを感じる人も多いことが明らかに。

さらに、少数ではあるものの、メール送信前に上司へ確認を取る手間を負担に感じる人もみられた。

メールが苦手な理由

<参考>
Onebox運営yaritori(ヤリトリ)調べ『Z世代のメールに関する意識調査