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パーソルキャリアが運営する調査機関『Job総研』は、578人の社会人男女を対象に「2025年 職場のストレス実態調査」を実施し、その結果を公表した。
■ストレスの変化
回答者全体の578人に、現職場でストレスを感じているかを聞くと、「感じている派」が76.2%で過半数を占めた。
また、近年ストレスの種類に変化を感じるかを聞くと、「感じる派」が78.2%で過半数を占めた。

■ブラック・ホワイト環境(※)に勤めた経験
回答者全体の578人に現職を含めブラック環境に勤めた経験の有無を聞くと、「ある派」が50.0%、「ない派」が50.0%と半数に割れる結果に。また、現職を含めホワイト環境に勤めた経験を聞くと、「ある派」が62.1%、「ない派」が37.9%となった。

■ブラック・ホワイト環境でのストレス
ブラック環境に勤めた経験のある289人にストレスの分野を聞くと、「はたらき方」が67.1%で最多となり、次いで「人間関係」が61.6%、「社内風土」が57.1%となった。
また、ホワイト環境に勤めた経験のある359人にストレスの分野を聞くと、「人間関係」が45.4%で最多となり、次いで「コミュニケーション」が40.9%、「仕事内容」が34.8%という結果に。

■ブラック・ホワイト環境での具体的なストレス
ブラック環境に勤めた経験のある289人に具体的なストレスを聞くと、「精神論がある」が59.5%で最多となり、次いで「上司がトップダウン型」が42.9%、「職場への忠誠心が求められる」が40.1%となった。
また、ホワイト環境に勤めた経験のある359人に具体的なストレスを聞くと、「協調性が求められる」が29.0%で最多となり、次いで「実力主義」が22.0%、「専門性が求められる」が19.5%という結果に。

■はたらき方へのストレス
回答者全体の578人に、現在はたらき方に関して感じるストレスを聞くと、「キャリアの選択肢が多い不安」が36.0%で最多となり、次いで「仕事と私生活の境界線が曖昧」が30.8%、「はたらく場所が選べない」が19.9%となった。
また、ワークスタイルの多様化によるストレスはあるかを聞くと、「ある派」が59.3%で過半数を占める結果に。

■コミュニケーションへのストレス
回答者全体の578人に、現在人間関係に関して感じる職場ストレス聞くと、「相談できる人が身近にいない」が27.7%で最多となり、次いで「ハラスメントの境界線が難しい」が26.8%、「建設的なフィードバックがない」が26.5%となった。
また、コミュニケーション不足による職場ストレスを感じたことがあるかを聞くと、「ある派」が62.6%という結果に。

■職場ストレスの軽減策
回答者全体の578人に、職場ストレスはコミュニケーションで軽減可能かを聞くと、「軽減されると思う派」が79.1%だった。
また、コミュニケーションが取れている状態の定義を聞くと、「遠慮なく相談・サポートが出来る」が59.5%で最多となり、次いで「良い事も悪い事も率直に伝える」が52.9%、「建設的なフィードバックがある」が52.8%と続いた。

【調査概要】
調査対象者:現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
調査期間:2025年2月26日〜3月3日
有効回答数:578人
調査方法:インターネット調査
※「ブラック」「ホワイト」の定義は、各回答者が持つ価値観に委ねる形式で回答を収集
<参考>Job総研『2025年 職場のストレス実態調査』