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KDDIは、思春期の中学1年生~高校3年生の子どもにスマホを持たせている全国の保護者1,000人を対象に、スマホとルール作り、親子関係をテーマとしたインターネット調査を実施し、結果を公表した。
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■思春期の親子のスマホコミュニケーションスタイル
●子どものスマホデビューは12.9歳。中学進学がスマホデビューどき
中学生および高校生の子どもにスマホを持たせている保護者1,000人に、子どものスマホ利用に関する調査を実施。子どもにスマホを持たせた年齢は平均で12.9歳となり、中学生になったことでスマホを持たせる家庭が多いことがわかった。
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●スマホ使用によって親子のコミュニケーションが円滑に。スマホは「つながる」ツールと実感
子どもにスマホを持たせている家庭の傾向を見ると、保護者の7割(72.6%)が「親子のコミュニケーションが円滑に取れている」と感じ、スマホでのやりとりを通して「親子で本音で話せている」(70.8%)とコミュニケーションの深まりを感じている結果に。
また、子どもにスマホを持たせたことで、半数近く(43.9%)が「親子のつながりが強まった」と実感している。
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●「感謝の気持ち」や「言いにくいこと」も、スマホなら伝えられるエピソードが続々。思春期の親子関係において、スマホは“かすがい”に
親子間のスマホでのやりとりで印象に残ったエピソードを聞くと、「感謝の気持ち」や「言いにくいこと」などをスマホを介することで伝えられるなどのエピソードが多数寄せられた。
思春期の親子関係において、スマホは良いコミュニケーションツールであり、“かすがい”としても機能していることがうかがえる。
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■思春期の親子のスマホ使用ルールの決め方
●親子で話し合ってスマホ使用ルールを作る家庭は約5割。子どもの意思の尊重、自律を重視
次に、スマホの使い方ルールについて聞くと、71.1%が何らかのルールを決めており、49.1%が「親子で話し合って作る」と回答。
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その際、子どもの意見については「半々程度」取り入れる家庭が65.0%と多く、その理由を聞くと「子どもに責任感を持たせたいから」(48.3%)、「子どもの意見を尊重したいから」(44.6%)が上位に挙げられた。
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子どもにスマホを持たせる際、子どもの意思が尊重され、自律心の醸成が重視されているようだと同社は考察している。
●スマホに関する親子けんかは利用時間と勉強への支障が中心 うまくいっているルールが参考になりそう
スマホの使い方についてうまくいっているルールの内容を聞くと、「使う場所は◯◯限定」などスマホの使い方に関することや「知らない人とはつながらない」「パスワードは変更しない」といったセキュリティー対策に関することが多く挙げられた。
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一方、スマホ使用ルールで子どもとけんかになった経験を聞くと、利用時間や勉強への支障に関することが多く寄せられる結果に。
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■スマホ使用ルールの決め方と親子関係
思春期の親子関係のカギは、スマホ使用ルールの作り方にあり?親子でスマホ使用ルールを作った家庭は、親子仲がひときわ良い傾向に
子どもにスマホを持たせたことによる親子関係の変化について聞くと、「子どもとの会話や話題が増えた」(46.2%)、「親子間の信頼関係が強まった」(43.0%)など、約半数の保護者は親子関係が良くなったと感じていることがわかった。
これをスマホ使用ルールの作り方別に見ると、「親子で話し合って作る」と答えた人のスコアが最も高く、「子どもとの会話や話題が増えた」(56.4%、全体+10.2pt)も「親子間の信頼関係が強まった」(54.0%、全体+11.0pt)も全体より10ポイント以上も高くなっている。
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親子で話し合ってスマホ使用ルールを作る家庭では、スマホ所有により親子関係が一層良くなる傾向があることが判明。
また、現在の親子関係についても、「親子で話し合って作る」と答えた保護者のスコアが最も高く、「親子仲はよい」(88.2%)、「親子のコミュニケーションが円滑に取れている」(80.4%)がともに8割を超える結果に。
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親子で話し合ってスマホ使用ルールを作ったことが、親子関係にさらに良い効果をもたらしていると同社は考察している。
■思春期の親子のスマホ“あるある”
●思春期の親子のスマホ“あるある”はさまざま。親子関係が良好とはいえ、子どもの既読スルーに悩んだり、世代間ギャップに戸惑いも
思春期の親子においてスマホは“かすがい”となっているようだが、親子でのスマホのやりとりでよくあること、いわゆる「スマホあるある」について具体的なエピソードを聞くと、既読スルーへの悩みや世代間ギャップに関するエピソードなどが寄せられたとのことだ。
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【調査概要】
実施時期:2024年1月31日~2月2日
調査手法:インターネット調査
調査対象:中学生・高校生の子どもにスマホを持たせている保護者の男女1,000人(中学生の保護者500人、高校生の保護者500人)
調査委託先:クロス・マーケティング
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があり。
<参考>
KDDI『親子のスマホ意識と実態調査』