サトーホールディングスは、子会社のSATO Vietnam（SVC）において、国際的な再生可能エネルギー証書であるI-REC（International Renewable Energy Certificate）の活用を2025年より開始すると発表した。

SVCは、ベトナム・ハノイに位置するプリンターおよびハンドラベラーの製造拠点。年間約1,228MWhの電力を消費しており、この電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることを進めているという。

I-RECは、世界約60カ国以上で発行される国際的な再生可能エネルギー証書であり、電力の属性を証明するもの。アジア、南米、アフリカ、日本などで展開されており、電源の産地や種別を明確にする役割を持つ。

サトーは、今後もI-RECを継続的に活用し、ベトナム国内における信頼性の高い再生可能エネルギーの調達を進めるとともに、CO2排出量の削減を目指すとしている。

また、サトーグループは、事業活動における温室効果ガス（GHG）排出量削減の目標として、Scope 1およびScope 2に加え、Scope 3（サプライチェーン全体）での排出量を2030年度までに2021年度比30%削減することを掲げている。

サトーグループの脱炭素目標

サトーグループは、環境リスクの低減、汚染の予防、環境負荷の低減を進めるとともに、省資源・省エネルギーの推進、廃棄物削減、環境配慮型商品・サービスの提供を通じて持続可能性の向上に取り組む方針だ。