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生理・PMSの共有アプリ「ケアミー」を運営するヘルスアンドライツは、女性の健康週間および国際女性デーに合わせ、パートナーのいる15歳~44歳の男性450名を対象に「生理に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
■7割の男性がSNSで生理情報を目にしている
同調査の結果、パートナーのいる男性の70%が、SNSで生理やPMSに関する投稿を見た経験があることが明らかに。
かつて「女性だけの問題」とされタブー視されがちだった生理が、社会全体で関心を持たれるテーマへと変化していること分かった。
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■生理に関する情報源、最も影響力があるのはYouTube
生理やPMSに関する情報に接触したSNSとして、最も多く挙げられたのはYouTubeだった。次いで、X、Instagram、TikTokの順で続いた。
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特にYouTubeでは、カップルが生理やPMSについてオープンに話し合う様子を発信するコンテンツが増えており、インフルエンサーの影響力が大きいことが伺える。
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■SNSで変わる男性の意識と行動
生理やPMSに対する意識を見てみると、生理やPMSに関する投稿を「頻繁に見る」男性の45.8%が「パートナーをサポートするのは当然」と回答。一方、全く見たことがない男性では18.5%にとどまった。
また、「生理やPMSについて知ることは男性にも必要」と考える割合は、頻繁に見る男性で44.2%、全く見たことがない男性では25.9%。さらに、「知識が仕事や人間関係にも役立つ」と回答した割合は、頻繁に見る男性で38.3%、全く見たことがない男性では13.3%だった。
同結果から、SNSを通じた情報接触が男性の意識を変え、パートナーへの理解やサポート意識を高めることが分かった。また、カップル間のコミュニケーションだけでなく、職場や日常生活での人間関係にも良い影響があると考える男性が増えることも分かった。
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次に行動面について見てみると、生理やPMSに関する投稿を頻繁に見る男性のうち、60%が「さらに詳しく調べた」、48.3%が「パートナーと生理やPMSについて話す機会が増えた」、33.3%が「生理関連の商品・サービスを提案、または一緒に購入した」と回答。
SNSで得た知識が、単なる理解にとどまらず、「会話の増加」「商品・サービスへの関心」「パートナーへの配慮行動」など、具体的なアクションにつながっていること分かった。
同結果から、SNSを通じた情報接触が男性の生理に対する理解を深めるだけでなく、行動の変化を促していることが明らかになった。
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【調査概要】
調査対象者:パートナーのいる15~45歳の男性450名
調査期間:2025年2月5日~2025年2月6日
調査方法:インターネット調査
<参考>生理・PMSの共有アプリ『ケアミー』『生理に関する意識調査』