ベンドは、運営する「スキルアップ研究所」にて、286名のFP資格保持者を対象に「FP資格取得に関する実態調査」を実施し、その結果を公表した。

■FP取得者の約半数が投資や資産管理への活用が目的

FP資格を取得した最大の目的を聞いたところ、46.6%が「投資や資産管理について学びたかった」と回答。

一方、転職・就職・現職・副業での活用など、仕事関連の目的を合わせると53.4%に達し、FP資格が資産管理のスキルアップとキャリア形成の両面で活用されている実態が明らかに。

FP資格を取得した最大の目的

■FP取得者の7割以上が取得時にフルタイムで働いている

FP資格の取得時の状況について分析を行ったところ、74.2%がフルタイムで働きながら資格を取得していることが分かった。

次いで、パートタイム勤務者が11.5%となっており、何らかの形で就業している人が全体の85%以上を占めた。FP資格が働きながらでも学習・取得が可能な資格として位置づけられていることが分かった。

FP資格の取得時の状況

■FP取得後の目的達成度は通信・通学講座利用者が高い

FP資格をとって当初の目的は達成することができたか聞いたところ、通信講座利用者の83.0%、通学講座利用者の71.4%が「達成できた」と回答。市販教材利用者の70.5%と比較して、講座形式での学習がより高い目的達成度につながっていることが分かった。

FP資格をとって当初の目的は達成することができたか

■FP取得者の9割近くが他人にもFPを勧めたいと考えている

FP資格を他者に勧めたいか聞いたところ、88.2%が「勧めたい」と回答。その内訳は「強く勧めたい」が21.3%、「勧めたい」が66.9%であり、FP資格取得者の大多数が資格の価値を実感していることが分かった。

一方で、「あまり勧めたくない」「全く勧めたくない」と答えた人は合わせて11.8%に留まり、FP資格が取得者から高い評価を得ていることが分かった。

FP資格を他者に勧めたいか

【調査概要】
調査名:FP取得の実態調査
対象者:FP技能士資格保持者(級は問わない)
対象地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年1月17日〜2025年1月24日
回答数:286

<参考>スキルアップ研究所FP資格取得に関する実態調査