NTTアノードエナジー、住友林業株、長谷工コーポレーション、東京センチュリー、フォレストエナジー、モリショウ、大成ロテック、生駒は、奈良県生駒市において木質バイオマス発電所の建設が完工し、4月1日から商業運転を開始することを発表した。

木質バイオマス発電所

木質バイオマス発電所は、同社らが匿名組合出資を行った奈良県生駒市において行う「木質バイオマス発電事業(以下、いこまプロジェクト)」により建設されたもの。

いこまプロジェクトは、年間約10万トンの木質燃料を使用し、発電規模9,980kW年間約 8,100万kWhを発電する発電所の建設、運営事業となっている。

同事業の発電燃料には、近畿地域で発生する木質廃棄物・未利用木材等が使用されており、近畿地方の需要家様への発電燃料を含めた地産地消電力の供給が可能となるという。 

また、発電量の約60%は再生可能エネルギー固定価格買取制度「FIT制度」に頼らない「非FIT電力」として、カーボンゼロの電気が提供され、その一部を地域新電力「いこま市民パワー」から生駒市の施設へ電力供給することでカ ーボンゼロのまちづくりにも寄与するとのことだ。

いこまプロジェクト事業概要