群馬県太田市に新複合施設「エアリスベース」誕生　新田図書館がリニューアル移転　2月23日に記念イベント開催

群馬県太田市は、新田エリアに新たな複合施設「エアリスベース」を開設すると発表した。

同施設は、新田図書館、保健センター、西サービスセンターを集約したもので、市民の投票によってエアリスベースという愛称が決定したという。

新田図書館の老朽化に伴い、周辺施設の統合と効率化を目的として建設が進められていた。今回の開設により、隣接する「エアリススケートパーク」や「エアリス小さな森」、改装中の文化ホール・アリーナなどとともに、行政・文化・スポーツの拠点としての役割を強化する。

エアリスベースの中心となる新田図書館は、県内の公立図書館としては最大級となる15,000冊の漫画を蔵書するという。昔ながらの名作から最新の人気作品まで幅広く取り揃え、全世代が楽しめる空間を提供するとのことだ。

設計は、太田市美術館・図書館も手掛けた平田晃久建築設計事務所が担当した。屋上には芝生が植えられ、テラスとしても利用可能な開放的なデザイン。また、建物の形状を活かした配架スペースや、緩やかなスロープでつながるブラウジングスペースが設けられ、利用者が自由に本を楽しめる設計になっているとのことだ。

太田市は、エアリスベースの完成を記念し、2月23日に竣工記念イベントを開催するという。イベントでは、スケートパークでのデモライダーによるパフォーマンスやミニコンテスト、抽選会が行われる予定である。

また、健康フェアとして、体組成測定や血圧測定、お口の健康チェック、妊婦体験などのプログラムを実施するという。さらに、ショップやキッチンカーが集まるマルシェや、大道芸、ウクレレ演奏、チアリーディング、ダンスパフォーマンスなどが予定されている。

■エアリスベース概要

住所：太田市新田金井町6番地1
施設内容：
・新田図書館：1,821平方メートル（事務室等除く）
・新田保健センター：773平方メートル（事務室除く）
・西サービスセンター：68平方メートル