KDDIと三菱自動車は、コネクティッドサービス向けのスマートフォンアプリ「Mitsubishi Motors」を共同開発し、提供を開始した。

Mitsubishi Motorsイメージ

三菱自動車はこれまで、MITSUBISHI CONNECT搭載車両の購入者向けに「My MITSUBISHI CONNECT」アプリを提供し、エアコンや充電のリモート操作、セキュリティアラーム通知機能などを実装していた。一方、海外市場では各国の現地法人が独自のアプリを開発・運用しており、1つの国で複数のアプリが併存する状況となっていたという。

この課題を解決するため、KDDIは「My MITSUBISHI CONNECT」のUI/UXを刷新し、新たに提供するMitsubishi Motorsアプリ内で、各国のニーズに応じたローカル機能を利用できるミニアプリの提供を可能に。同アプリを利用することで、車の購入サポートからモビリティサービスまで、多様な機能を1つのプラットフォームで提供できるとのことだ。

同アプリは、日本市場での導入後、欧州、北米などへ順次展開する予定だという。コンテンツ管理や多言語対応、各国システムとのデータ連携を通じ、車種・機能の追加や海外展開に迅速かつ効率的に対応できる。

また、同アプリではスーパーアプリのフレームワークを活用し、一貫したユーザー体験を実現した。開発パートナーであるStation Digital Media, INC.(米国カリフォルニア州)と連携し、システム間データ連携、多言語・コンテンツ管理機能を組み込んでいるという。さらに、スマートフォンだけでなく、スマートウォッチでも利用可能とした。

Mitsubishi Motorsアプリは、My MITSUBISHI CONNECTの以下機能とミニアプリを提供する。

・快適機能:エアコンや充電のリモート操作により、車のコントロールを可能にする。
・安心機能:セキュリティアラーム通知やドライブ見守り通知により、ドライバーをサポートする。
・つながる機能:車両状態や駐車位置、走行履歴の確認を可能とする。