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キャリアクラフトは、職場におけるバレンタイン文化の実態や意識についてアンケートを実施し、その結果を公表した。
■職場にバレンタイン文化はあるか?
職場でバレンタインにギフトを贈る習慣が「ある」と回答した人は29%にとどまった。一方、「ない」と回答した人は38%、「以前はあったが現在はない」と回答した人も30%に達し、職場でのバレンタイン文化が徐々に廃れていることが分かった。
また、「わからない」と回答した3%を含めると、約7割の職場ではバレンタイン文化が存在しない、または薄れていることが明らかに。

■職場のバレンタイン文化に賛成か?反対か?
職場でのバレンタイン文化に対して「反対」と「どちらかといえば反対」を合わせると、反対派は全体の59%にのぼり、職場ではバレンタイン文化があまり歓迎されていないことが分かった。
一方、賛成派は19%にとどまり、中立派の22%を下回る結果となった。

■職場でバレンタインギフトを渡したことはあるか?
職場でバレンタインギフトを「渡したことがある」と回答した人は、全体の41%だった。
渡した相手として最も多かったのは「上司」が30%、次いで「同僚」が29%、「職場の全員」が28%となり、主に上司や同僚を対象とするケースが目立った。

■渡そうと思ったきっかけは?
ギフトを渡した理由としては、「渡すのが当たり前の風潮だったから」が最多に。次いで、「普段お世話になっている人に感謝の気持ちを伝えたかったから」が挙がり、慣習として渡すケースと、感謝の気持ちを表す目的で渡すケースが上位を占めた。

■職場でバレンタインギフトを受け取ったことはあるか?
「職場でバレンタインギフトを受け取ったことがある」と回答した人は、全体の72%だった。もらった相手として多かったのは「同僚」が50%、「部下」が26%で、職場内で日常的に関わる人から受け取る傾向があることが分かった。

■受け取ったときの心境は?
受け取った際の心境については、「ありがたいと思った」「嬉しかった」とポジティブな反応が目立つ一方、「お返しが面倒だと感じた」「負担に感じた」といった否定的な意見も少なくなかった。
同結果から、バレンタイン文化には喜びを感じる人がいる一方で、お返しや準備の負担を重く感じる人も多いことが伺える。

■職場のバレンタインは実施すべきだと思うか?
「職場でのバレンタイン文化は実施すべきか」という質問に対し、「実施すべき」と回答した人は4%にとどまったのに対し、「実施すべきでない」と回答した人は42%だった。
一方で、54%の人が「強制でなければどちらでも良い」と回答しており、職場バレンタイン文化に対する柔軟な対応が求められていることが分かった。

【調査概要】
調査期間:2025年1月21日〜2025年2月4日
調査方法:クラウドワークスを利用した自社調査
調査対象:現在企業にお勤めの20~50代の
有効回答数:300
<参考>キャリアクラフト『職場バレンタインの実態調査』