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エミリスは、働いている男女501人を対象に「部下を疲れさせる上司に関する意識調査」を実施し、結果をランキング化して公表した。
■部下を疲れさせる上司の特徴1位は「指示があいまい」
仕事をしている501人に「部下を疲れさせる上司の特徴」を聞いたところ、1位は「指示があいまい(21.2%)」となった。次いで2位「一貫性がない(19.8%)」、3位「仕事をしない(19.2%)」、4位「感情を表に出す(18.8%)」と続く。
大きく分けて「仕事や上司としての能力に関する項目」と、「人間性に関する項目」に分かれる結果となり、全体的には「言うことがコロコロ変わる」「感情的」「威圧的」「過剰なコミュニケーション」など、上司の人間性の面で「この上司と関わると疲れるな」と感じている人が多くなっている。
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これに対し同社は、仕事のやり方が合わなくても、部下の話を認めて受け入れてくれる上司なら、改善の余地があるからだと考察。一方、上司の人間性を変えることはできないため、改善の糸口がつかめず困ってしまう人も多いとの推測もしている。
■部下を疲れさせる上司が職場に与える影響は「モチベーションの低下」
「部下を疲れさせる上司が職場に与える影響」を聞いたところ、1位は「モチベーションの低下(34.9%)」、僅差の2位は「業務効率が落ちる(33.9%)」。また、3位「雰囲気が悪くなる(25.5%)」という意見も多くなった。
「モチベーションの低下や雰囲気の悪化により、業務効率が落ちる」「雰囲気悪化や業務効率低下で、ストレスがたまる」といった関連性を指摘した人もいることから、ランクインした項目は、密接に関連していると同社は考察している。
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■部下が上司に求める配慮1位は「相談しやすい環境づくり」
「部下が上司に求める配慮は何か?」という問いには、「相談しやすい環境づくり(31.5%)」と回答した人が最多に。
2位は「部下への理解(20.4%)」となり、「相談しやすい」「部下を理解する」など、部下に寄り添う姿勢を求める人が多いことが判明。
また明確な指示をしたうえで、部下に裁量を与えてくれ、困ったときはフォローしてくれる上司を求める人も。「任せるけど、目標は示すしフォローもする」という上司を理想的だと感じている人が多いと同社は推察してる。
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【調査概要】
調査対象:働いている人
調査期間:2024年12月22日~25日
調査機関:同社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:501人(女性291人/男性210人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 16.4%/30代 35.5%/40代 27.9%/50代以上 20.0%