大和物流とHacobuは、トラックドライバーの情報収集負担を軽減するため、18拠点の軒先情報をスマートフォンアプリ「MOVO Driver」で公開すると発表した。
これにより、ドライバーは受付時間や入場口などの情報を事前に把握でき、業務効率の向上が期待されるという。
物流業界では、多重下請け構造により、着荷主からの軒先情報(受付時間・場所・入場口など、荷物の積み降ろしに必要な物流センターの詳細)がドライバーに十分伝わらないケースが多く、ドライバー自身が情報収集に時間を費やす状況が課題となっていた。今回の取り組みは、こうした課題の解消を目指すものだとしている。
大和物流は、2024年4月からトラック予約受付サービス「MOVO Berth」を18拠点に導入し、トラックの拠点滞在時間の可視化や荷待ち・荷役時間の削減に取り組んでいるという。 今回の軒先情報公開もその一環で、ドライバーに優しい環境整備を進めるとのことだ。
今後、大和物流は12月末までに「MOVO Berth」の導入拠点を50以上に拡大し、ドライバーに優しい環境整備をさらに推進する計画だという。
■取り組み概要
情報公開の方法
大和物流のMOVO Berth導入拠点の軒先情報を、スマートフォンアプリ「MOVO Driver」の機能の一つである「物流情報マップ」にて公開。
公開内容の例
・受付時間
・構内での待機可否
・入場口
・受付場所
・夜間受付の有無
・荷役を行う際の、物流センターからドライバーへの連絡方法(電話やショートメッセージなど)
・問い合わせ先(電話番号)
・予約受付システムの種類