ニトリホールディングスとその物流部門を担うホームロジスティクス、エディオンは、川崎から仙台への家電の幹線輸送において、物流効率の向上と環境負荷の軽減を目的とした共同配送を開始した。

ニトリとエディオン、川崎~仙台間の家電幹線輸送で共同配送を開始

今回の取り組みでは、神奈川県川崎市にあるホームロジスティクスの物流センターとエディオンの物流センター2拠点で家具・家電を積み込み、仙台にある両社の物流センターで荷物の積み降ろしを行うという。ホームロジスティクスが所有するスワップボディコンテナを活用し、シャーシとヘッドの分離および集荷ドライバーと荷降しドライバーを交代することで、積地・降ろし地の増加に対応できる。

この共同配送により、輸送トラックの台数を半減できるだけでなく、「物流2024年問題」による労働力不足にも対応するとしている。

ニトリグループとエディオンは、これまで資本業務提携の一環として商品の共同開発などを進めてきた。今回の共同配送は、こうした協業をさらに深化させ、物流効率の最大化を図る取り組みの一環となる。

また、ホームロジスティクスとエディオンがそれぞれ手配していた車両をホームロジスティクスのトラックに集約することで、輸送コストやCO2排出量の削減、積載率の向上が期待されるという。加えて、労働力不足による商品供給リスクへの対応にもつながるとしている。