東急不動産は、物流施設「LOGI’Q」シリーズの新たな3物件、「LOGI’Q白岡III」(埼玉県白岡市)、「LOGI’Q市原」(千葉県市原市)、「LOGI’Q神戸新長田」(兵庫県神戸市)を着工したと発表した。これにより、LOGI’Qシリーズの着工済物件は計20物件となる。

3物件は、冷凍冷蔵対応可能な設計を採用し、通常より耐荷重の高い2t/平方メートル危険物倉庫の併設など、地域の特性に応じた仕様となっている。

LOGI’Q白岡III

LOGI’Q白岡IIIは、2024年12月23日に着工し、2026年7月中旬の竣工を予定している。東北自動車道「久喜IC」から約4.8km、圏央道「白岡菖蒲IC」から約4.7kmに位置し、関東一円への中広域配送が可能な立地だという。

施設は、延床面積約2.2万坪のマルチテナント型で、最大6テナントが入居可能。1・2階接車のスロープを備え、一部区画には両面バースや冷凍冷蔵対応区画を設置。環境面では、CASBEE SおよびZEB認証(最高ランク)を取得予定で、屋上の太陽光パネルによる発電を自家消費するとのことだ。

LOGI’Q白岡Ⅲ 外観イメージ

LOGI’Q市原

LOGI’Q市原は、2024年11月1日に着工し、2026年4月末の竣工を予定している。京葉道路「蘇我IC」から約5.3km、館山自動車道「市原IC」から約5.8kmの立地で、関東広域の物流拠点として適しているという。

施設は、延床面積約1万坪のマルチテナント型で、最大4テナントが入居可能。全フロアの耐荷重を2t/平方メートルとし、1tフレコンの三段積みに対応する設計を採用しているとのことだ。

LOGI’Q市原 外観イメージ

LOGI’Q神戸新長田

LOGI’Q神戸新長田は、2024年11月18日に着工し、2026年8月末の竣工を予定している。阪神高速3号線「湊川IC」から約2.3km、7号北神戸線「神戸長田IC」から約3.7km、JR「神戸貨物ターミナル駅」から約1.7kmに位置し、関西広域のみならず東海・中部エリアへの物流にも適しているという。

施設は、延床面積約1.7万坪のマルチテナント型で、最大4テナントが入居可能。同一敷地内に危険物倉庫を設置し、第4類危険物(引火性液体)の保管に対応するとのことだ。

LOGI’Q神戸新長田 外観イメージ

環境への取り組み

3物件すべてで、屋上に太陽光パネルを設置し、発電した電力を施設の運営に活用することで、テナントの環境経営を支援するとしている。

■LOGI’Q白岡Ⅲ 物件概要

所在地:埼玉県白岡市篠津字道下2167番1外
用途地域:市街化調整区域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:12,071坪
延床面積:22,417坪
建物構造:S造3階建
着工:2024年12月23日
竣工(予定):2026年7月
設計者:矢作建設工業 一級建築士事務所
施工者:白岡第一特定建設工事共同企業体
トラックバース:109台
駐車場:普通自動車 202台、トラック待機場 18台
駐輪場:自転車33台
環境認証(予定):CASBEE S認証、ZEB認証

■LOGI’Q市原 物件概要 

所在地:千葉県市原市八幡海岸通1969番1外
用途地域:市街化区
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:4,358坪
延床面積:10,623坪
建物構造:S造5階建
着工:2024年11月1日
竣工(予定):2026年4月
設計者:川田工業 一級建築士事務所
施工者:川田工業・旭建設特定建設工事共同企業体
トラックバース:51台
駐車場:普通自動車29台、トラック待機場4台
駐輪場:自転車22台、バイク6台
環境認証(予定):CASBEE A認証

■LOGI’Q神戸新長田 物件概要 

所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林南町6番1外
用途地域:工業専用地域、準工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:7,067坪
延床面積:17,183坪
建物構造:S造4階建(本体建物)、S造1階建(危険物倉庫)
着工:2024年11月18日
竣工(予定):2026年8月
設計者:大豊建設 一級建築士事務所
施工者:大豊建設
トラックバース:59台
駐車場:普通自動車77台、トラック待機場8台
駐輪場:自転車50台
環境認証(予定):CASBEE A認証