横浜市は、みなとみらい21地区等の23施設が地域一体となり、「ボトルtoボトル」水平リサイクルをスタートしたと発表した。

同事業により、年間約150トンを超える量の使用済みペットボトルのリサイクルに取り組むとのことだ。

「ボトルtoボトル」水平リサイクルを開始

同事業は、使用済みペットボトルを新たなペットボトルにリサイクルすることを目的とし、サントリーホールディングスが、原材料としてペットボトルの自主回収から再製品化までの一連の工程を統括的に管理するという。

「ボトルto ボトル」水平リサイクルの仕組み

参画施設は、以下の23施設。資源循環の推進に向けて、今後も参画施設の拡大に取り組むとしている。

参画施設

横浜市は、プラスチックの資源循環を促進するための制度(※)を令和6年10月に公表。同制度の条件を全て満たす場合は、使用済みプラスチック使用製品を廃棄物ではなく原材料(有価物)として回収することが可能となり、プラスチック資源の循環が促進されるという。

今回のみなとみらい21地区における「ボトルtoボトル」水平リサイクルは、同制度を活用した初めての事業になる。

■事業概要

実施事業者
・サントリーホールディングス(代表企業)
・ecomate(収集・処理業者)
・J&T環境(リサイクラー)
・協栄産業(リサイクラー)

事業期間
2025年1月29日~2027年3月31日

求める行動変容
①飲みきる(飲み残しをなくす)
②キャップ・ラベルをはずす
③ペットボトルは必ず分別(ペットボトル専用のリサイクルボックスに缶・ビンなどペットボトル以外を入れない)

(※)「自主回収・再製品化事業で使用済みプラスチック使用製品を原材料とする条件」(令和6年10月公表)