三井不動産リアルティは、女性の活躍推進を重要なテーマの一つと位置づけ、主に共働きの子育て世帯の日曜日出勤による負担を軽減する仕事と育児の両立支援策を拡充したことを発表した。
同社では、女性活躍推進を重要なテーマの一つと位置づけ、採用強化をはじめさまざまな取り組みを行ってきたという。新卒総合職採用に占める女性比率は6年連続で30%を超え、2024年度には42.2%と過去最高となり、総合職社員全体に占める女性の割合も年々増加しているとのことだ。
また、共働き世帯が社会的に増加しており、同社社員においても同様に増加傾向で、男女問わず仕事と育児が両立しやすい環境づくりの重要性が増している。
さらに、土日祝日が営業日である個人向け不動産仲介「三井のリハウス」の社員を中心に、「日曜日に対応可能な保育所が限られている」といった声が増加。
日曜日を休園とする保育園は多く、共働きの子育て世帯にとって日曜日出勤は負担が大きいため、仕事と育児の両立がしやすい環境づくりがより一層求められているとのことだ。
■子育て世帯の負担軽減への取り組み
同社では、主に共働きの子育て世帯の日曜日出勤の負担を軽減するため、仕事と育児の両立支援の施策を以下のとおり導入。
(1)日曜日・祝日の出勤日にかかる保育料の支援制度の導入
小学6年生以下の子がいる社員に対し、日曜日・祝日の出勤日にかかる休日保育やベビーシッターなどの保育料の実費相当額を支援する制度を2024年度より導入。
(2)「三井のリハウス」の一部店舗にて、主に育児中の社員を対象に休日を日曜日へ変更
平日が定休日の個人向け不動産仲介「三井のリハウス」の一部店舗で、2023年より主に育児・介護中の社員を対象に、「日曜・水曜日」を休日とし、日曜日に休日取得できる環境を整備。