ASTRO GATEは、2024年12月に福島県南相馬市にて、神奈川大学のロケット打上げ実証実験の支援を実施したことを発表した。
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同ロケットは、全長4611mm、直径200mmで、神奈川大が有するハイブリッドロケットの国内高度記録の更新、海洋再生プラスチックを利用した着火剤や酸化剤分解樹脂を用いた炭素繊維複合材の飛行実証および機体の再利用を目標とした減速・回収の実証などを目的としたもの。
打ち上げは2024年12月14日の午前6時50分に実施され、データ分析の結果、最高到達高度は10059m。また、打ち上げた機体の洋上回収にも成功しているとのことだ。
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今回の打ち上げに伴い、同社は各種調整および調達業務を実施。
同社と神奈川大学は、神大パートナー制度により包括的な連携体制を構築しており、今後も宇宙へのアクセス確立を目指すとともに、宇宙分野における技術の発展、人材教育、宇宙産業集積による地域発展に関する取り組みを続けていくとしている。
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なお、同ロケット打ち上げ業務支援業務は、福島イノベーション・コースト構想推進機構による、令和6年度Fukushima Tech Create(イノベーション創出プラットフォーム事業)アクセラレーションプログラムの支援を受けて実施したとのことだ。