SNS総フォロワー約300万人の旅クリエイター「くぼたび」を擁するたのしむこころは、2024年に投稿した全50本の動画のSNS総再生数をもとに、2024年に注目を集めた国内観光スポット・ホテルの上位10選を発表した。

2024年に注目を集めた国内観光スポット・ホテルの上位10選を発表

■観光スポット部門

●第1位:ひらつか倶楽部(神奈川県平塚市、計1,409.3万再生)

神奈川県にある海鮮バーベキューを食べ放題スタイルで提供する「ひらつか倶楽部」が1位に。大人ひとり3,850円で海鮮浜焼きが楽しめるコスパの良さはもちろん、ホンビノス貝などを水槽から自分でとって焼ける点が人気。

●第2位:清水公園(千葉県野田市、計833.3万再生)

千葉県にある国内最大級のフィールドアスレチックが人気の「清水公園」が2位にランクイン。迷路や巨大遊具がシンボルのアクアベンチャーが人気で、その他にもフィールドアスレチックやニジマス釣りなどの多彩な施設が盛りだくさんとなっている。

●第3位:イマーシブ・フォート東京(東京都江東区青海、計798.3万再生)

東京都江東区にある、完全没入体験型施設として話題の「イマーシブ・フォート東京」が3位に。「ザ・シャーロック-ベイカー街連続殺人事件」や「第五人格 イマーシブ・チェイス」といった体験型アトラクションが人気で、InstagramなどのSNSで注目を集めたとのことだ。

観光スポット部門

■ホテル部門

●第1位:ホテルサンバレー那須(栃木県那須郡那須町、計2,297.5万再生)

第1位は栃木県那須町にある、温泉とビュッフェが人気の「ホテルサンバレー那須」。部屋付の源泉かけ流し温泉のみならず、数種類の温泉が楽しめる大浴場や温泉プールといった温泉の種類の多さ、そして自分好みの海鮮丼がつくれるビュッフェが支持を集めた。

●第2位:箱根ホテル小涌園(神奈川県足柄下郡箱根町、計1,895.2万再生)

日本有数の温泉地・箱根にある「箱根ホテル小涌園」が2位にランクイン。朝夕ビュッフェが話題で、宿泊者はホテルの目の前にある温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」に入り放題なのが特徴。

●第3位:たてやま温泉 千里の風(千葉県館山市、計1348.8万再生)

海鮮ビュッフェが人気の「たてやま温泉 千里の風」が3位に。大浴場にあるオーシャンビューの露天風呂、寿司・浜焼き・蟹・ステーキなど豪華なメニューが並ぶビュッフェが人気を集めている。

ホテル部門

■キーワードは「コスパ」と「タイパ」!2024年のトレンド観光スポット・ホテルの傾向

同社は、2024年の観光スポット部門のトレンドは、全体的に「体験型」がキーワードになっているとしている。特にひらつか倶楽部や清水公園など、家族で楽しめる施設が注目を集めた。

ホテル部門に関しては、ホテルサンバレー那須や箱根ホテル小涌園などの温泉地にある施設が人気に。また、夕食や朝食で「ビュッフェ」を楽しめる施設が好まれる傾向に。

SNSで話題になる観光スポット・ホテルは、トレンドの発信源となるZ世代からの影響が大きく、Z世代は旅行に関しても、支払う金額に対してより高い満足感を得られる「コスパ」、かける時間に対してより高い満足度を得られる「タイパ」を重要視しているという。

そうした背景から、物価高の昨今でも値段を気にせず楽しめる「ビュッフェ」や「オールインクルーシブ」のサービスが人気を集め、「コスパ」や「タイパ」を重要視する宿泊者がホテルのサービスをSNSにシェアし、さらなる旅行者を呼んでいるとのことだ。

■キーワードは「ここでしか体験できない独自性」!2025年のトレンド予想

同社は、2025年のトレンドを予測するうえで外せないのがZ世代だとし、「ここでしか体験できない独自性」が2025年のキーワードになると予想。

Z世代が旅行の計画を立てる際は、ただ泊まる・観光するといった目的で決めるのではなく、より非日常な体験が得られる「コト消費」を重視しているとし、「ここでしか体験できない独自性」がある場所は、得られた感動からSNSにアップしたくなり、拡散もされやすいのが特徴だという。

実際にくぼたびのSNSでも、2024年もすでに「ここでしか体験できない独自性」がある観光スポット・ホテルは、SNSやメディアで話題になりやすい傾向があり、こうした独自性を備えた場所が支持される傾向は、2025年にさらに加速していくと考察している。

キーワードは「ここでしか体験できない独自性」

<参考>
くぼたび『2024年に注目を集めた国内観光スポット・ホテルの上位10選