INDEX
ランクエストは、10代(15歳以上19歳以下)の男女150名を対象に「情報収集と検索行動」に関する独自調査を実施し、結果を公表した。
(1)普段、情報収集を行う媒体
「普段、情報収集を行う媒体(複数選択可)」を質問したところ、10代の情報収集先として最も多く利用されているのは、SNSで85.3%という結果に。続いてインターネットが78.7%、テレビが50.0%と、これら3つが10代における主要な情報源であることがわかった。
一方、新聞やラジオはともに8.0%と非常に低く、若年層の情報取得がデジタルを基盤としていることが明確に示されている。
この結果に同社は、10代が「デジタルネイティブ世代」として、オンライン環境を自然に活用し、個人の関心やトレンドに合わせて柔軟に情報を得られるメディアを重視していることが示唆されるとしている。
(2)検索時の端末
前問で、情報収集を行う際に「インターネット」と答えた人に対し、「検索時の端末(複数回答可)」を質問したところ、検索時に最も利用されている端末は圧倒的にスマートフォンで、97.5%となった。
一方、パソコンは26.3%、タブレットは14.4%にとどまり、他の端末利用は明らかに少ない状況に。
この結果に同社は、企業やメディアが10代へ情報発信を行う際、スマートフォンを前提としたコンテンツ設計やマーケティング戦略がますます重要になっていくと考察している。
(3)検索に使う検索エンジン
10代における検索エンジンの利用状況は、Googleが圧倒的なシェアを占めている結果に。利用率は90.7%と、ほぼ全員が利用していると言ってよい水準に達している。
一方、次に多かったYahoo!は34.8%にとどまり、Googleとの差が大きく開いている状況が示された。
その他の検索エンジン(BingやDuckDuckGo、CocCoc)や「その他」と回答したグループはいずれも1名~2名程度と極めて少数にとどまり、選択肢としてほとんど考慮されていないことがうかがえる。
この結果に同社は、企業やメディアが10代に向けて情報発信を行う際、Google上での検索最適化や露出強化が一層重要になることが示唆されたとしている。
(4)検索結果の何ページ目までのサイトを確認するか
前問で検索エンジンにGoogleを利用すると回答した人に対し、「検索結果の何ページ目までのサイトを確認するか」と質問したところ、1ページ目まで確認する層が53.3%と最も多く、2ページ目まで確認する層は27.1%にとどまる結果に。
1ページ目または2ページ目までで約8割を占めており、3ページ目以降まで踏み込む人は少数派。
同社は、検索結果の上位に表示されなければ、若年層にリーチする機会が大幅に低下してしまうため、企業やメディアにとってはSEOが極めて重要であることを再確認させる結果となったとしている。
【調査概要】
調査日:2024年12月5日
調査対象地域:全国
調査機関:Freeasy
調査方法:オンラインアンケート調査
調査人数:150名
調査対象:10代(15歳以上19歳以下)の男女
<参考>
4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト『「情報収集と検索行動」に関する独自調査』
出典元URL:
・https://rank-quest.jp/column/column/seomeasures-outsourcing-cost/
・https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/