しろくま電力とNCSアールイーキャピタルが出資するNaFは、ジョイフル本田が運営するジョイフル本田千葉ニュータウン店の駐車場に第三者所有モデル(PPA)(※)によるソーラーカーポートを設置する、20年間の電力需給契約を締結したことを発表した。

ソーラーカーポート設置イメージ

今回の締結により、同店の駐車場に、出力1,134kWのソーラーカーポートを348台分(障がい者用12台分含む)設置。年間の想定発電量は1,169,199kWh、年間約456tのCO2排出量を削減する見通しだという。

ソーラーカーポートの導入により、屋根上設置型だけでは不十分だった環境価値を補填し、既設の発電設備と合わせて電力自給率を20%まで高めるとしている。また、エネルギー情勢などの外部要因に左右されず、安定的な見通しが立てられる自家消費電源として、電気代削減効果も期待できるとのことだ。

発電設備はNaFが所有し、しろくま電力は設計・施工と運用管理を担い、ジョイフル本田への電力供給を受託。2025年1月着工、7月に電力供給開始の予定とのことだ。

■しろくまカーポートの特徴

工期が短く、工事による休業が必要なし
工法を一新し独自開発したカーポート架台で、工期の大幅短縮に成功し、最短2カ月で引き渡しが可能。また、区画ごとに工事を行うため、工事休業の必要はないという。

工事イメージ

ハイルーフにも対応可能な最大高3.6m
高さは最大3.6mで、ハイルーフタイプの車でも軒先が視界に入らず見通しが良いとのことだ。

ソーラーカーポートサイズ

集客効果
ソーラーカーポートは駐車場の屋根として日除け、雨除けの効果もあるという。導入した商業施設では雨の日の集客率が30%減から15%減に改善された事例もあるとしている。

ソーラーカーポート設置イメージ

利便性の高いデザイン
後方支柱のみで支える片足架台のため、駐車時に柱が邪魔にならないという。

ソーラーカーポートイメージ