北九州市、浜田および新菱は、カーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミーを目的とした連携協定を締結し、「北九州トライアングルモデル」を構築することを発表した。

福岡県北九州市で「北九州トライアングルモデル」を構築

太陽光発電に関して、太陽光パネルの大量廃棄は2030年半ばから増加し、いずれは全埋立てごみの5%が太陽光パネルになると予測されており、また再生可能エネルギー導入も国の目標として、現在の1.6倍の導入量が必要と言われているという。

今後、さらなる導入拡大と大量廃棄問題に対し2つの対応が求められていることから、今回「太陽光発電の北九州トライアングルモデル」を構築。

北九州市がリユースパネルを率先導入し、浜田がリユースパネルで発電事業(PPA)を実施。そして新菱がリサイクル率99%以上という高度な太陽光パネルリサイクルを実施するとしている。

北九州市は、地場企業とタッグを組み、太陽光パネルのリユース・リサイクルを官民一体で進めることで、太陽光発電の導入拡大と大量廃棄の課題を同時に解決していくとのことだ。

■連携協定の内容

(1)再生可能エネルギー導入推進
リユース太陽光パネルによる発電事業(PPA事業)を通じた再生可能エネルギーの導入拡大

(2)資源循環推進
太陽光パネルのリユースと高度なリサイクルによる資源循環

(3)関連産業・分野の発展
北九州トライアングルモデルを通じて得られたノウハウの活用による関連産業・分野の発展