東京ガスエンジニアリングソリューションズは、本田技研工業(以下、Honda)の熊本製作所において、リチウムイオン蓄電池(2万キロワットアワー)を新たに導入し、稼働済みの太陽光発電設備(7,100キロワット)の発電状況に連携した運用を開始したと発表した。

熊本製作所

加えて、2025年4月に稼働する太陽光発電設備(カーポート型2,200キロワット)の追加導入が決定したという。

また、静岡県内の細江船外機工場において、太陽光発電設備(1,800キロワット)の稼働を開始し、2025年内のリチウムイオン蓄電池(2,000キロワットアワー)の導入が決定したとのことだ。

細江船外機工場

同取り組みでは、太陽光発電設備と蓄電池を活用し、太陽光発電設備の発電量が電力需要を上回る休日等に蓄電池の充電を行い、発電量が電力需要を下回る時間帯に蓄電池から電力を供給することで、再生可能エネルギー由来の電力をオンサイトで無駄なく活用。

熊本製作所と細江船外機工場で合計5,500トンのCO2削減を見込んでいるという。

取り組みイメージ/代表日における畜放電イメージ

また、太陽光発電設備と蓄電池は、同社がシステム設計、施工、メンテナンス・監視、制御等をワンストップで提供するエネルギーサービス方式(※)で設置。

遠隔監視センターから24時間365日遠隔監視を行い、設備の停止につながる予兆を検知し、故障を未然に防ぐ予防保全も迅速に対応することで、設備の安定稼働を図るとしている。

■熊本製作所における取り組み

2021年から段階的に行ってきた9,300キロワット(建設中も含む)の自家消費型の太陽光発電設備と、今回稼働した2万キロワットアワーのリチウムイオン蓄電池を連携。

熊本製作所における取り組み

■細江船外機工場における取り組み

1,800キロワットの太陽光発電設備を設置し(2024年度稼働済)、2,000キロワットアワーのリチウムイオン蓄電池(2025年度稼働)を導入し、連携することで電力需要の約50%が工場内で創出された再生可能エネルギーとなる見込み。

細江船外機工場における取り組み