Earth hacksは、LINEヤフー、seamint.と共同で設立した「デカボLab」において、Z世代のウルトラファストファッションおよびサステナブルファッションのサステナブルに関する意識調査を実施し、その結果を公表した。
■Z世代の7割以上が“ウルトラファストファッション”の「購入経験がある」と回答
ウルトラファストファッションとは、1着1,000円程度でオンライン購入できる安価なブランド。しかし、有害化学物質の使用や過酷な労働環境、プラスチック素材の利用による環境への悪影響も懸念されている。
同調査によると、Z世代の74%がウルトラファストファッションの購入経験があることが明らかになった。さらに、そのうち15.4%は月に1回以上購入しているという結果に。
■約8割が「環境への悪影響が購入時に影響する」一方、5割以上は“ごめんね消費”を行う
ウルトラファストファッションについて、環境への悪影響が購入時に影響するか聞いたところ、77.1%が「環境への悪影響が購入に影響する」と回答。うち52.3%は「意識はするが買ってしまう」と回答し、環境に悪いと知りながら購入してしまう“ごめんね消費”をしていることが明らかになった。
■Z世代の約3人に1人が「サステナブルファッションを知っている」と回答
サステナブルファッションは、製造から廃棄まで環境負荷を抑え、社会的公正を追求するもの。
サステナブルファッションを知っているか聞くと、約3人に1人が「知っている」と回答。また、サステナブルファッションについて「知っている」と回答した人に、購入したことがあるか聞くと、「ある」が54%という結果に。
■サステナブルファッションのイメージは「価格が高い」「意識の高い人が着るもの」など
サステナブルファッションのイメージを聞いたところ、「環境に優しい」「背景や環境への配慮に共感できる」といったポジティブな意見が寄せられた一方で、「価格が高い」「意識の高い人が着るもの」「デザインがオシャレではない」といったネガティブな意見も見受けられたという。
【調査概要】
調査対象:東京大阪在住の18〜27歳
有効回答数:300名
調査期間:7月12日〜16日
調査主体:デカボLab
調査方法:LINEリサーチプラットフォーム利用による調査、座談会を開催しZ世代3名から意見を収集
<参考>
デカボLab『【Z世代の環境意識調査】ウルトラファストファッションの誘惑に揺れるZ世代。環境影響を認識しつつも半数以上が続ける「ごめんね消費」をデカボLabが調査』