日本調剤は、corteとソラミチシステムが共同開発したAI薬歴作成支援サービス「corte」の導入を開始したことを発表した。
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同社はこれまで、医療サービスの質の向上はもちろん、人口減少に伴う医療の担い手不足などの課題を見据え、ICTや調剤機器を活用した業務の効率化などの医療DXの推進にいち早く取り組んできたという。
「corte」は、患者と薬剤師の服薬指導中の会話から、指導内容や患者が伝えた症状など薬歴に必要な情報を生成AIが自動で要約し、テキストにて表示。
服薬指導の際に「corte」内の録音ボタンを押すだけで利用することが可能で、薬歴に記載するための文章を簡単に作成可能となっている。
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今回同社は、日本調剤の50店舗へ先行導入を行い、今後は効果検証を重ねながら、対象店舗の拡大を進めていく方針だという。
「corte」の導入により、薬剤師の薬歴作成にかかる時間を削減し、業務効率化を推進することで、服薬後のフォローや医師へのフィードバックをはじめとした対人業務のさらなる充実を図り、医療の質を向上していくとのことだ。