トルコ共和国大使館文化観光局は、トルコの2024年第3四半期観光業績について発表した。同期間の訪トルコ者数は前年同期比9%増の4,920万人に達し、過去最高記録を更新。年末までに6,000万人を超える見込みとしている。
観光収入は7%増の469億米ドルに達し、外国人観光客1人当たりの1日平均消費額は107米ドルとなった。トルコ文化観光省のメフメト・ヌリ・エルソイ大臣は、訪トルコ者数の目標を年末までに6,100万人に上方修正する方針を示した。
この9カ月間で、トルコ最大都市のイスタンブルには200カ国以上から1,400万人以上の外国人観光客が訪れ、アンタルヤも1,330万人を受け入れ東地中海エリアの首位を維持しているという。イスタンブルやアンタルヤ以外でも、主要観光地のイズミルやムーラが成長を続けているとのことだ。
特にロシア、ドイツ、イギリスからの観光客が多く、550万人(前年同期比6%増)のロシア人、520万人(同6%増)のドイツ人、そしてイギリスからは370万人(同17%増)が訪れた。また、中国からの観光客は前年同期比84%増の31万2,000人以上となり、最も大きな伸びを記録しているという。