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ナイルが運営するエンタメ情報メディア「VOD STREAM」は、15~29歳の男女1,022人を対象に、Z世代の動画配信サービスの利用実態に関する調査を実施し、その結果を公表した。
■動画配信サービスの利用頻度、46.3%が「毎日」、全体の69.4%が「2日に1回以上」
VODサービスを利用中の15~29歳の男女に、VODサービスの利用頻度を聞いたところ、46.3%が「毎日」と回答。「週3~4回」とあわせると、全体の69.4%が2日に1回以上、VODサービスを利用していることが分かった。
■動画配信サービスの視聴方法は「スマートフォン」が最多、テレビの約1.4倍
VODの視聴方法を聞いたところ、「スマートフォン」が48.8%で最多となり、Z世代の約2人に1人が、スマートフォンを用いてVODサービスを楽しんでいることが分かった。
また、「テレビ」と「スマートテレビ」をあわせても34.2%となり、VODをスマートフォンで視聴する割合がテレビを上回り、約1.4倍という結果に。
■動画配信サービスを視聴する場所、1位は「自宅」、続いて「通勤・通学中」
次に、どんなタイミングで視聴しているのか、最も頻度が高い場所を調べてみると、1位は「自宅」で73.1%、2位は「通勤・通学中」で11.3%だった。
また、自宅で視聴すると回答した人のうち、視聴方法が「スマートフォン」の割合は46.0%を占めた。自宅の場合、テレビやPCなどの視聴方法も考えられるが、Z世代ではスマートフォンで視聴している人の方が多いことが明らかに。
■動画配信サービスで映画を観る際「倍速で視聴する」が55.8%、うち半数以上が「ほぼ毎回」
VODサービスで映画を観る際、倍速で視聴するかを聞いたところ、55.8%が「する」と回答。倍速で視聴しない人を上回る結果に。
次に、倍速で視聴する頻度を聞いたところ、「毎回倍速で視聴する」が20.1%、「ほとんど倍速で視聴する」が32.0%となり、Z世代の半数以上が日常的に映画を倍速で視聴していることが明らかに。
■倍速で視聴する理由1位は「時間を節約したいから」、タイパを意識
倍速で視聴すると回答した人にその理由を聞いたところ、「時間を節約したいから」が36.0%で最多に。
Z世代は、単なる「視聴」ではなく「効率的な消費」を重視しており、倍速で視聴することで時間を節約し、限られた時間内で効率よく楽しみたいというタイパ傾向が強いのではないかと同社は考察している。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査機関:ジャストシステム
調査対象:全国の15歳~29歳の男女1,022人
調査期間:2024年10月21日~10月29日
性別
男性:475人
女性:547人
年齢
15~19歳:436人
20~29歳:586人
※同アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある
<参考>VOD STREAM「Z世代の動画配信サービス利用実態に関する調査」