学情は、「副業希望」に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
終身雇用が当たり前でなくなり、「ポータブルスキルの獲得」「手に職を付けること」「複数の収入手段を持つこと」への関心が高まっている。リモートワークなど多様な働き方が浸透し、自由な時間が増える中、「副業・兼業」への関心が20代で高まっているという。今回の調査は、そうした20代の「副業希望」をテーマに実施された。
■勤務先で認められていれば「副業したい」20代が8割超
調査では、勤務先が副業を認めている場合、「副業したい」と回答した20代が52.6%を占めた。「どちらかと言えば副業したい」の31.3%を合わせると、20代の8割超が副業に関心を持っていることがわかった。
「今の時代は、収入源が複数あった方が安心できる」「自身のスキルを磨きたい」「副業では、自分の趣味や好きなことを仕事にしたい」「副業をすることで、今後の転職先の幅を広げられると思う」といった声のほか、実際に副業をしている20代からは「本業はデスクワークだが、副業で身体を動かしたり運転をしたりすることで、良い気分転換になっている」という意見もあったという。一方で、「しばらくは本業を頑張りたい」「本業が忙しいので、副業をする時間は確保できない」といった意見もみられたとのことだ。
■副業を希望する理由、最も多いのは「収入を増やしたい」
副業を希望する理由としては、「収入を増やしたい」が91.5%で最多だった。次いで「本業以外にも収入を得る手段を持っておきたい」が58.5%、「好きなことを活かして仕事をしたい」が40.4%、「スキルを磨きたい・習得したい」が37.3%と続いた。
■副業の選択で重視するポイントは「報酬」が最多
副業を選ぶ際に重視するポイントは、「報酬」が76.9%で最多となった。次いで「業務・案件の内容」が62.7%、「自身のスキル・経験で対応できるか」が51.5%で続いた。「収入を増やすことが目的なので、報酬を重視している」「本業としっかり両立できる範囲で取り組みたい」「学生時代に身に着けたスキルを活かした副業をしたい」との声が寄せられたとのことだ。
【調査概要】
調査期間:2024年10月5日~2024年10月16日
調査機関:学情
調査対象: 20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」/Webメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)
有効回答数:310件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があるとのこと。
<参考>
学情「『副業希望』に関するアンケート調査」