イオングループのオリジン東秀は、栃木県佐野市において、新たな生産拠点となる「オリジン東秀 佐野工場」を2025年5月に開設すると発表した。
同社では、キッチンオリジン・オリジン弁当・オリジンデリカの各業態にて、持ち帰り弁当・惣菜・おにぎりを販売しているほか、れんげ食堂Toshu・中華東秀の各業態にて、中華料理の提供も行っている。
また、商品の最終調理を店舗で行うことを基本とし、野菜は常に鮮度の高いフレッシュな食材を使用するなど、店舗の作業負荷を極力軽減しつつ、安定した品質の商品を提供しているという。
新工場では、生産能力の増強を図る共に、サステナブルな資源循環型の製造拠点として、同社の成長と拡大に対応するサプライチェーンを整備していくとのことだ。
具体的には、野菜洗浄水に炭酸次亜水生成システムを採用し、常に適切な濃度の殺菌水を供給するシステムを導入。また、殺菌後のすすぎ工程でも十分な水量を用い、安全で鮮度の高い製品を製造するという。
また、各部屋の照明にLEDを全面導入することで、電気消費量を削減、CO2排出軽減に貢献するとのことだ。また、毎日大量に発生する野菜残渣は、食品残渣発酵分解装置の導入により堆肥化され、地域の食品循環型社会の実現に寄与していくとしている。
■施設概要
名称:佐野工場
竣工:2025年1月
生産開始:2025年5月
所在地:栃木県佐野市大橋町3201-1
施設概要:敷地面積 1,800坪
延べ床面積:1,700坪
建物階数:3階建て
生産品目:生鮮野菜のカット加工品