小田急不動産は、愛知県海部郡蟹江町において開発を進めていた物流施設「小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江」が竣工したと発表した。なお、同物件は賃貸物流施設としてテナントを募集中であり、10月30日および31日にテナント向けの竣工内覧会を開催する予定とのことだ。
同物件は名古屋市に隣接しており、名古屋第二環状自動車道「千音寺南」インターチェンジから約2.8キロメートル、東名阪自動車道「蟹江」インターチェンジから約3キロメートルと、名古屋市内および関西方面へのアクセスが良好な立地にある。これにより、名古屋市内への高効率な配送拠点として、また東名阪自動車道を活用した中部・関西エリアへの広域配送拠点としても利便性が高いとしている。
施設内は最大2つのテナントで分割利用が可能で、荷物用エレベーターや垂直搬送機が各エリアに設置されており、効率的な荷捌きが可能な設備と動線を確保している。また、BCP対策として、2階に設備バルコニーを設け、主要設備を配置しているという。
環境面においても、屋根や外壁に高断熱性能の建材を採用し、建物外皮の熱負荷を抑制。さらに高効率な設備機器を採用し、第三者認証制度「BELS」において同社初の「ZEB READY」の評価を取得しているとのことだ。
■物件概要
所在地:愛知県海部郡蟹江町蟹江本町テノ割1番1(代表地番)
交通アクセス:
・名古屋第二環状自動車道「千音寺南」IC:約2.8km
・東名阪自動車道「蟹江」IC:約3.0km
・JR関西本線「蟹江」駅:徒歩約8分
・近鉄名古屋線「近鉄蟹江」駅:徒歩約18分
用途:工業地域
敷地面積:7,533.19平方メートル(約2,278.78坪)
建物面積:15,778.18平方メートル(約4,772.89坪)
構造・規模:鉄骨造4階建
設計・施工:矢野建設
建物監修者:さくらマネジメント